司馬遼太郎を歩く 文学の旅 お城のページ つぶやき岩の秘密 がろっとnote

 

 

紫郎は一人で海を歩くのが好きだった。
学校から帰ってきても友達とは遊ばず、一人で海へきた。
海は紫郎の友達だった。
紫郎のただ一人の親友だった。

(NHK少年ドラマシリーズ『つぶやき岩の秘密』第一話ナレーションより)

『つぶやき岩の秘密』……子供の頃から気になっていたが
改めて見ると素晴らしいドラマだったことに気がつく。
大人が見ても十分に楽しめるドラマというより
”少年向け”というオブラートで包まれた、大人のドラマだったのかもしれない。
その魅力を探り、ロケ地を歩いた記録をまとめてみました。

目  次
『つぶやき岩の秘密』の舞台を歩く
平成23年9月1日UP
平成13年〜17年に渡り、ドラマの舞台である三浦半島・三戸浜とその周辺を五回訪れました。
その記録を場所毎にまとめて公開します。
『つぶやき岩の秘密』
について

平成13年11月29日UP
『つぶやき岩の秘密』の魅力を様々な角度から探り、新田次郎の原作と比較・検討します。
三浦義澄について
平成14年6月18日UP
「三浦義澄は強い大将だった!」
主人公・紫郎の直系の先祖・三浦義澄について調べました。
『つぶやき岩の秘密』原作(新田次郎)復刊サイトへのリンク。
復刊にご協力ください。
ロケ地探訪において、何ヶ所か、場所を明示していない場所があります。プライバシーの保護、若干危険な場所であること、また「自分で探す楽しみ」を残しておきたいというのがその理由です。どうしても知りたい方は管理人にメールでお問い合わせください。(ドラマの画面を良く見ればかなりの部分がわかると思います・・・)
また、実際に行かれる方は、建物の所有者の方などにご迷惑がかからないよう、お願い致します。

〜STORY〜

 三浦半島の浜辺にたたずむ小さな村。海岸沿いの丘いには第二次大戦中に作られた軍の巨大な地下要塞があり、金塊が隠されているという。
 海が好きな少年・紫郎は、幼い頃両親を海で亡くし祖父母と暮らしている。孤独な影があるが、独立心があり芯がしっかりした少年だ。
 紫郎は学校から帰ると船を操り”つぶやき岩”の洞穴へ行き、岩に耳をあてる。亡き母の泣き声が聞えるというのだ。だがその帰りに不思議な光景を目にする。上れるはずのない海岸の絶壁に人がいたのだ。そして翌日海岸には死体が流れ着いていた……。
 紫郎は小林先生や先生の弟・春雄とつぶやき岩に向かうが、その後、不可思議な事件が起こり始める。
 そんなある日、紫郎は老人・白髭さんと知り合う。海が好きな二人は親しくなっていくのだった。
 紫郎は村で行商をする”亀さん”に地下要塞に行くように誘われる。はじめは拒んだ紫郎も、「三浦義澄の子孫なら恐いはずはないでしょう」という亀さんの誘いに乗ってしまう。
 紫郎たちの周囲に見え隠れする”安”、それに白髭さん、亀さんは戦時中、地下要塞の建設に携わり、今も村に残る三人だった……。

 

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